84番 屋島寺から88番 大窪寺まで(2日間コース)

いよいよ歩き遍路1200Kmの結願です。
84番から88番まで2日間コース、88番大窪寺に向かう7.8Km最後の難関、女体山越えが待ってます。
岩場の上り下りがあり、雨天は危険なコースです、勇気をもってはやる心を抑え迂回路を選ぶことも又、修行です。
迂回コース全長34.8Km,女体山越えコースは30.8Kmあります。
初日は前山キャンプ場でテント、翌日にお遍路交流サロンを訪れ歩き遍路の証明書「四国88箇所遍路大使任命書」を頂こう。
その時全コースを歩いたかと聞かれるが、堂々と胸を張って言いましょう、「全コース歩き通しました!!!」
四国88箇所を訪れるお遍路さんは年間30万人以上、その中で全コース歩き「お遍路大使」の証明書を入手出来るのは2500人程度です。
88番感激の結願、歩き始めた40数日前と比べ自信に満ち溢れた自分を発見する人もあります。煩悩は、心の闇は、----暫くは頭の中が真っ白、固まって動けないと思います。

風太くんの証明書です。
<各札所と野宿候補地、温泉、銭湯の情報ーー場所情報はKMLファイルに入っています>

84屋島寺(やしまじ)
香川県高松市屋島東町にある真言宗御室派の寺院。来日した鑑真は大宰府を出発して難波へ向かったが途中屋島に立ち寄り北嶺に普賢堂を建てその弟子恵雲律師が堂宇を整備して住職になった。これが寺の草創で。後に弘法大師が勅命にて一夜の内に本堂を建立し、十一面観千手千眼観世音を刻んで安置した。
本尊真言:おん ばさら たらま きりく
御詠歌:梓弓 屋島の宮に詣でつつ 祈りをかけて 勇むもののふ




八栗登山口(テント)

<スポンサードリンク>


85八栗寺(やくりじ)
香川県高松市牟礼町牟礼にある真言宗大覚寺派の寺院。ご本尊
弘法大師作の聖観世音菩薩。当初は千手観世院菩薩の小像を安置し千手院と称していた。大師は後に求聞持の法を修されている時、五柄の利剣が虚空から降ってきたので五剣山と名づけ、山頂から八か国が見えるので八国寺とした、又大師が入唐前に植えた八個の焼き栗が帰国後すべて生長繁茂していたので八栗寺に改められた。
本尊真言:おん あろりきゃ そわか
御詠歌:煩悩を 胸の智火にて 八栗をば 修行者ならで 誰か知るべし

86志度寺(しどじ)
香川県さぬき市志度にある寺院。宗派は真言宗善通寺派で、四国八十八箇所霊場の第八十六番札所。詳名は補陀洛山清浄光院志度寺。本尊は十一面千手観世音菩薩謡曲『海人』で知られる「海女の玉取り伝説」が伝えられており、境内には「海女の墓」が五輪塔群として現存する。また、浄瑠璃の『花上野誉の石碑』(志渡寺の段/しどうじのだん)などの舞台にもなっている。
本尊真言:おん まか きゃろにきゃ そわか
御詠歌:いざさらば 今宵はここに 志度の寺 祈りの声を 耳に触れつつ
(野宿適地)
三ツ池公園東屋
志度駅

87長尾寺(ながおじ)
香川県さぬき市長尾西にある寺院。本尊は聖観世音菩薩。行基菩薩が巡錫の時道端の楊柳で聖観世音を刻み小堂を建てて安置したのが始まり。弘法大師は入唐するに当たり、ご本尊に祈願して護摩修法された。唐より帰朝してから大日経を一字一石の書写して入唐の大願成就を謝し万霊の供養塔を建てて修法された。宗派は天台宗(かつては真言宗だったが、天海により天台宗に改められた)。
本尊真言:おん あろりきゃ そわか
御詠歌:あしびきの 山鳥の尾の 長尾寺 秋の夜すがら 御名を唱えよ

(野宿適地)
鶴亀公園
Sからふろ
前山キャンプ場
遍路交流サロン
道の駅ながおトイレ前小屋
一夜庵

88大窪寺(おおくぼじ)
香川県さぬき市にある寺院。医王山(いおうざん)遍照光院(へんじょうこういん)大窪寺と号する。本尊は薬師如来。宗派は真言宗大覚寺派。
四国八十八箇所霊場の第八十八番札所であり、納経印は「結願所」(けちがんしょ)となっている。本寺では結願証明書(賞状)を有料で書いてもらうことができる。
本尊真言:おん ころころ せんだりまとうぎ そわか
御詠歌:なむ薬師 諸病なかれと 願いつつ 詣れる人は 大窪の寺



<KMLファイルを開きダウンロードすればGoogle Earthでバーチャル遍路をお楽しみ頂けます>

ルート情報84番から88番(迂回コース)KMLファイル

ルート情報84番から88番(女体山越え KMLファイル