79番 天皇寺から84番 屋島寺まで(2日間コース)

79番から84番まで46.9Km、2日間のコースです。
歩き遍路にとって市街地はやはり苦手ですね、山道はやはりいいですね!!
80番 國分寺から82番根来寺までは山道が続きます。81番へ上る道はややキツイ
ですが、逞しくなった足です、もう大丈夫でしょう。尾根沿いの開けた山道を歩くのは
実に爽快です。
今宵はゆっくり温泉に浸かった後で83番近辺のため池の畔でテントを張りましょう。


<各札所と野宿候補地、温泉、銭湯の情報ーー場所情報はKMLファイルに入っています>

79天皇寺(てんのうじ)
香川県坂出市西庄町にある寺院。宗派は真言宗御室派。金山の麓に日本武尊のゆかりの八十八の泉がある。弘法大師がこの泉の付近を巡錫中に霊感を得て、近くの霊木で十一面観世院菩薩と阿弥陀如来、愛染明王を刻んで泉の水源に安置したのが始まり。山号を金華山、院号を高照院と称し、天皇寺高照院とも呼ばれる。境内は崇徳上皇を祀る白峰宮に隣接し、元は白峰宮の神宮寺であった。
本尊真言:おん まか きゃろにきゃ そわか
御詠歌:十楽の 浮き世の中を 訪ぬべし 天皇さえも さすらいぞある

80讃岐国分寺(さぬきこくぶんじ)
香川県高松市国分寺町国分にある真言宗御室派の寺院。奈良時代に聖武天皇の詔により日本各地に建立された国分寺のうち、讃岐国国分寺の後継寺院にあたる。行基菩薩が開基し十一面千手観世音菩薩を刻み安置した。後に弘法大師が尊像を補修して霊場に定められた。札所寺院としては単に「国分寺」と称するのが通例である。
本尊真言:おん ばさら たらま きりく
御詠歌:国を分け 野山をしのぎ 寺々に

詣れる人を 助けましませ
(野宿適地)
綾坂大橋(橋の下)
かんぽの宿坂出(温泉)
白峰展望台

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81白峯寺(しろみねじ)
香川県坂出市にある真言宗御室派の寺院。五色台の西にある白峰にあり、崇徳天応の御陵が有ることで知られている。弘法大師が宝珠を山中に埋め開基された。のちに智証大師が山頂の瑞光を見て不思議に思っていると、山の鎮守が現れて山中に導き霊地である事をつげられた。智証大師は瀬戸内海で異香を放つ流木を引き上げて千手観世音菩薩を刻まれ本尊として安置した。
本尊真言:おん ばさら たらま きりく
御詠歌:霜寒く 露白妙の 寺のうち 御名を唱ふる 法の声々



82根香寺(ねごろじ)
香川県高松市中山町にある天台宗単立の寺院。弘法大師は入唐前に青峰に登って草庵を結び霊場とした。その後智証大師がここを訪れた時白髪の老翁が現れ、「ここは観世音の霊地である。毘沙門谷に行場を法華渓には本堂を、後夜谷の香木で本尊の千手観世音菩薩を刻む様に」とつげた。その後老僧と会うが山の守護神の山王権現であったことから、市之瀬明神と山王権現を鎮守として祀り、香木で観世音を刻んで安置した。この香木の根の香りがあまりにも高いので寺名となった。又香が川に流れて香るので香川の県名となったともいう。
本尊真言:おん ばさら たらま きりく そわか
御詠歌:宵の間の たえふるしもの 消えぬれば あとこそ鐘の 勤行の声
(野宿適地)
中山休憩所
五色台少年自然センター

83一宮寺(いちのみやじ)
香川県高松市一宮町にある真言宗御室派の寺院。義淵僧正が開基し始めは大宝院と称したが、諸国に一ノ宮が建てられた時、行基菩薩が伽藍を修築して田村神社の第一別当職となり名前も一ノ宮寺に改められた。後に弘法大師が留まり聖観世音菩薩を刻んで本尊とした。讃岐国一宮の田村神社に隣接する。
本尊真言:おん あろりきゃ そわか
御詠歌:讃岐一 宮の御前に 仰ぎ来て 神の心を 誰かしら言ふ




天然温泉きらら
S屋島第一健康ランド
東屋
二つ池休憩所東屋

84屋島寺(やしまじ)
香川県高松市屋島東町にある真言宗御室派の寺院。来日した鑑真は大宰府を出発して難波へ向かったが途中屋島に立ち寄り北嶺に普賢堂を建てその弟子恵雲律師が堂宇を整備して住職になった。これが寺の草創で。後に弘法大師が勅命にて一夜の内に本堂を建立し、十一面観千手千眼観世音を刻んで安置した。
本尊真言:おん ばさら たらま きりく
御詠歌:梓弓 屋島の宮に詣でつつ 祈りをかけて 勇むもののふ




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ルート情報79番から84番 KMLファイル