20番 鶴林寺から23番 薬王寺まで(2日間コース)

20番から23番までは39.1kmの距離です。2日間かけて歩きます。

20番を過ぎて下って、川を渡ってしばらくはゆるやかに登っていますが
21番へあがるあと数kmのところで一気にあがる急こう配があります。
21番を出て下り22番を通過すると55号線に行き当たりますが、一般化している55号線ルートはトンネルばかり、交通量が多く危険です。風太くんの推奨ルートは海周りのコースです。
海岸沿いにはテントを張る場所が数多くあります。
頑張って海岸まで歩きテントを張るか、福井ダム当たりにするか体力と相談ください。
23番でも最後にプチ遍路ころがしが待っているので覚悟ください。

<野宿遍路の装備 ;テント>


野宿でもやはり雨、露を凌ぐテントはほしい。しかし一番重い装備です。
風太くんが選んだのは、厳密に言えばテントではありません非常用の自立型ツエルトですが、
ポール入れて760grという軽量です。その為ややテントとしての性能が劣っています。
シングルウオールテントで通気性が無いので結露がすごい。
換気口を開けていれば少しは改善されます。5万以上出せばゴア―テックス製がありますが、
最軽量でも1kg以上になります。
760kgは魅力です。



<各札所と野宿候補地、温泉、銭湯の情報――場所はKMLファイルに入っています>

20鶴林寺(かくりんじ)
徳島県勝浦郡勝浦町にある高野山真言宗の寺院である。この寺で修行した大師は黄金の地蔵菩薩が老杉の梢に降臨し、それを2羽の鶴が翼を翳して守っているのを見た。大師は直ちに1m程の地蔵菩薩を刻み胎内のその黄金像を安置した。霊鷲山(りょうじゅさん)、宝珠院(ほうじゅいん)と号する。地元の人や遍路からは「お鶴さん」と呼ばれ親しまれているが、「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」と並び称される阿波の難所の一つで、標高570mの山頂までの表参道は「へんろころがし」といわれる急傾斜の山道である。
本尊真言:おん かかかびさんまえい そわか小学校跡
御詠歌:しげりつる鶴の林をしるべにて大師ぞいます地蔵帝釈
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(野宿適地)
河原テント場
東屋

21太龍寺(たいりゅうじ)
徳島県阿南市加茂町にある高野山真言宗の寺院。近年はロープウエイが開通したが歩き遍路には無縁の長物、境内には江戸時代に再建された諸堂が立ち並んでいる。参拝したら大師が苦行された厳山にある舎心獄の小堂へも登り、百日の修業で悟りが得られずこの巌上から身を投げようとした大師の心情を察してほしい。舎心山(しゃしんざん)、常住院(じょうじゅういん)と号する。阿波秩父観音霊場の第十番札所。本尊は虚空蔵菩薩。
本尊真言:のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おん あり きゃまり ぼり そわか
御詠歌:太龍の常に住むぞやげに岩屋捨心聞持は守護の為なり

22平等寺(びょうどうじ)
徳島県阿南市にある高野山真言宗の寺院。大師はこの地で修行中に薬師如来を感得し尊像を刻み人々を平等に救う為に寺号を平等寺とした。この時、錫杖で掘った井戸から乳の様な霊水が沸きだしたので白水山(はくすいざん)の山号をつけたとする。本堂にはイザり車など四国遍路で救われた人々の生々しい品々が奉納されている。手足の自由を奪われ遍路になり、この地で足腰が立つようになる。感謝のあまり、その霊験記ヲイザリ車と共に納めている。阿南室戸歴史文化道に指定されている。
本尊真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
御詠歌:平等にへだてのなきと聞くときは あら頼もしき仏とぞみる

(野宿適地)
月夜御水庵(そばで野宿)
福井ダム公園
遍路小屋
弥谷観音前休憩所
由紀駅(野宿可)
田井ノ浜駅(野宿可)
田井ノ浜海水浴場
S千羽温泉

23薬王寺(やくおうじ)
徳島県海部郡美波町奥河内にある寺院。ここを打ち終えれば発心の道場としての阿波一国23カ所が終了する。厄除けの寺として知られ、大師は42歳の時自他の厄除を祈願し1刀三礼で刻んだのが本尊の薬師如来。医王山(いおうざん)、無量寿院(むりょうじゅいん)と号す。宗派は高野山真言宗、本尊は薬師如来で厄除けの寺として知られる。
本尊真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
御詠歌:みな人の病みぬる年の薬王寺 瑠璃の薬を与えまします


<KMLファイルを開きダウンロードすればGoogle Earthでバーチャル遍路をお楽しみ頂けます>

ルート情報20番から23番KMLファイル