24番札所 最御崎寺から27番札所 神峯寺まで(2日間コース)

24番から27番は約41kmこれを2日間で歩きます。
23番から24番は気が遠くなるほど遠かったですが
24番→25番→26番は比較的近くにあるので一気に周れると思います。
この区間も基本的に国道55号線を歩きますが、
24番先のスカイラインの下から25番の間の一部の区間では
国道に平行している裏道がありますのでそちらを歩いてください。
26番からのへんろみちを間違わずに進むと道の駅に出ます。
初日は羽根岬当たりに野宿適地があります。
翌日は27番に上る「真ッ縦」と呼ばれる難所に挑戦します。
国道から往復8kmの距離文字通り垂直の壁に思えるコースです。
登山道下のドライブインで荷物を預かってくれますので、身軽になって27番を打つ事も出来ます。


<各札所と野宿候補地、温泉、銭湯の情報ーー場所情報はKMLファイルに入っています>

24最御崎寺(ほつみさきじ)
高知県室戸市室戸岬町に位置する寺院。室戸山(むろとざん)、明星院(みょうじょういん)と号す。宗派は真言宗豊山派。本尊は虚空蔵菩薩。四国八十八箇所霊場の第二十四番札所であり、土佐で最初の札所である。室戸岬では東西に対峙している第二十六番札所の金剛頂寺を西寺(にしでら)と呼ぶのに対し、東寺(ひがしでら)と呼ばれる。寺号は「火つ岬」(火の岬)の意。
本尊真言:のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おんあり きゃまり ぼり そわか
御詠歌:明星の出でぬる方の東寺 くらき迷いはなどかあらまじ


25津照寺(しんしょうじ)
高知県室戸市室津町に位置する寺院。宗派は真言宗豊山派。本尊は大師が巡錫されたときに刻まれた延命地蔵菩薩。海上の安全と火難よけの霊験があらたかと言う。江戸時時代、山之内忠義は室戸を航行中嵐に襲われそこへ大僧が現れ船のかじを取り無事避難が出来た。この僧はご本尊の化身とされた。その為本尊は別名楫取延命地蔵と呼ばれる。宝珠山(ほうしゅざん)、真言院(しんごんいん)と号す。
 本尊真言:おん かかかびさんまえい そわか
御詠歌;法の船入るか出ずるかこの津寺迷うわが身を乗せて給えや


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26金剛頂寺(こんごうちょうじ)
高知県室戸市元崎山に位置する寺院。大師は若かりし頃この山で修行したが、勅命により鎮護国家の道場としてこの寺を創建しご本尊の薬師如来を刻んだ、刻み終えた時、薬師如来は歩きだし自分の手で堂の扉を開き鎮座したという。霊宝館は正倉院様式で建てられ、ここには大師が背負った旅壇具、阿弥陀如来、半肉彫の真言八祖像など貴重なものばかり保管されている。龍頭山(りゅうずざん)、光明院(こうみょういん)と号す。宗派は真言宗豊山派。室戸市周辺では西寺とよばれる。
本尊真言:おん ころころ せんだりまとうぎ そわか
御詠歌:生に望みをかくる極楽は 月のかたむく西寺の空
(野宿適地)
行当岬野球グランド
道の駅キラメッセ室戸(駐車場)
立石休憩所
羽根岬テント適地
バス停
御霊跡; 弘法大師が修行した地とされる洞に祠が設けられている。
S二十三士温泉
二十三士温泉公園
バス停待合所
ドライブイン27(荷物預かり)

27神峯寺(こうのみねじ)
高知県安芸郡安田町唐浜にある寺院。宗派は真言宗豊山派。竹林山(ちくりんざん)、地蔵院(じぞういん)と号する。当初は天照大神を祀られ、後に行基菩薩がご本尊の十一面観世音菩薩を刻んで安置し神仏合祀した。明治の神仏分離で一時廃寺となったが再興された。真っ縦(まったて)と呼ばれる急な山道を登った山上にあり、四国八十八箇所屈指の難所として知られた。三菱の基礎を築いた岩崎弥太郎の母はこの急坂を上り21日間20KM離れた井ノ口から日参し開運を祈願した。
本尊真言:おん まか きゃろにきゃ そわか
御詠歌:みほとけの恵みの心神峯 山も誓いも高き水音

<KMLファイルを開きダウンロードすればGoogle Earthでバーチャル遍路をお楽しみ頂けます>

ルート情報24番から27番KMLファイル